宇部市歯医者ブログ ラバーダム防湿下で歯の神経を残すセラミック治療
2021.03.02
咬むと鋭い痛みが走り、その痛みが徐々に強くなってきたとのことで来院されました。金属の詰め物(銀歯)が入っていましたが、強い咬合力により脱離しており、歯に亀裂(歯冠破折)を起こしている状態でした。
歯の神経を取る処置(抜髄治療)も考えましたが、いろいろなリスクもお話した中で歯の神経を温存する治療法を患者さんは選択されました。
割れている歯を補強するため、ラバーダム防湿して亀裂に沿ってファイバーリボンを接着し、型取り、セラミック修復しました。
ラバーダムをすることで乾燥状態で強固に接着させることができます。
接着に際してもラバーダムし、歯を綺麗に清掃し、セラミック側も特殊な処理を施します。
唾液や呼気で濡れている状態とでは接着度合いが全く違います。
セラミック素材はe-max pressを選択しています。
費用は税抜き¥70.000-です。
第一歯科診療所では患者さんお一人お一人に対して、またその歯その歯の状態に対して最適な治療法を提供するよう診療体制を整えています。
治療に関して最善を尽くしますが、やむを得ず治療計画を変更したり、全ての患者さんに同様の治療を施すことができない場合もあることをご了承ください。
Category : 症例紹介