口腔内スキャナー(IOS)を導入しました。
2023.11.10
歯型を取る際にお口の中で硬化するシリコン印象材などを使っていますが、お口から外す時や石膏模型を作製する際などに僅かですが変形を起こしてしまうことがあります。
そうした誤差が出来上がってくる補綴物(被せ物など)の適合に影響しています。
今回導入した高性能デジタルカメラで口腔内をスキャンすることで、従来の型取りをせずに口腔内の状態を正確にデータ化し、PC上で補綴物をデザインし作製することができるようになりました。
誤差のない精度の高い補綴物が作製でき、尚且つ、従来の型取りで嘔吐がついたり苦しいなどの患者さんの負担が軽減します。
補綴物の作製だけでなく、CADソフトと組み合わせることで顔貌写真やCT画像とのマッチング、バーチャルで顎運動の再現など用途は広がります。
第一歯科診療所は今後、診療室内だけでなく歯科技工部門も含めて患者さんにより良い医療を提供するためデジタル化を進めてまいります。
Category : 歯科医院の日常