第一歯科診療所

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虫歯治療

虫歯治療INFORMATION

WITH SINCERITY AND HONESTY, COMMITTED TO DENTAL HEALTH.

歯の神経を守る。
精密で優しい歯科治療。

「削って詰める」型治療から、
健全歯質を可能な限り保存するMI治療へ。

(Minimal Intervention:低侵襲治療)

現代のむし歯治療は「削って詰める」従来型治療から、健全歯質を可能な限り保存するMI治療へと大きくシフトしています。

MI治療のメリット
  • 最小限の侵襲で、最大限に健康な歯質と歯周組織を保存出来る
  • 将来の再治療リスクを減らし、長期的に歯の寿命を延ばす

このMI治療の実践には、
防湿環境・精密な視野確保・高精度の修復材料が必須となります。

MI治療をする歯科衛生士

精密治療を成功に導くために
ラバーダムとマイクロスコープは、なくてはならない存在。

修復治療(むし歯治療)では、顕微鏡下での精密形成とラバーダム防湿により、辺縁封鎖性が改善し、2次カリエスの発生を抑制する可能性が示唆されており(Kurtzman GM,2017) 精密治療を成功に導くためにはラバーダムとマイクロスコープはなくてはならない存在と考えています。

01ラバーダム防湿の必要性

清潔な環境が、確かな治療をつくる。

唾液や呼気など口腔内の湿潤環境は接着修復治療の大敵です。それはマイクロリケージ(微少漏洩:詰め物と歯の隙間から細菌が侵入する現象)や二次的なむし歯のリスクを増大させます。
ラバーダム(薄いゴム製のシート)防湿をすることで、乾燥した清潔な術野を確保でき、接着操作の成功率が飛躍的に向上します。

メリット
感染制御
患歯を隔離した状態で治療できるため唾液・血液などを介して口腔内の歯周病菌・むし歯菌などの細菌感染を防ぎ、疾患再発の原因を排除することで治療成績が上がります。
防湿効果
唾液や呼気の湿潤から遮断した乾燥状態により接着効率が格段に上がるため修復治療に有効です。
金属アレルギーへの対処法(メタルフリー)
口腔内にある金属を除去する際に飛散する金属片を飲み込まずに済むため有効です。
術野の確保
口唇・頬粘膜・舌などを排除することで術野が広がり、患歯だけを注視することで術者の集中力が増し、より精密な治療を可能にします。
安全の確保
歯の切削粉(細菌を含んだむし歯の削りかす)や器具の口腔内への落下を防ぎ、誤嚥防止になります。
小さなお子様や嚥下機能が落ちてくる高齢者の方に大変有効です。
デメリット
鼻呼吸ができない方(鼻炎・花粉症など)は息苦しく感じます。
ゴムアレルギーに対してはノンラテックスのものがあります。
事前にご相談ください。

02マイクロスコープを活用した
精密治療

見えないものを「見える化」する治療。

第一歯科診療所では、患者さまの大切な歯を守り、将来にわたって健康を維持できる治療を目指しています。
マイクロスコープは、従来では確認できなかった細部を可視化することで、治療の“精度”と“確実性”を飛躍的に高めます。
「できるだけ削らない・抜かない」「長持ちする治療」を実現するための必須の道具として、当院の診療の中心に位置付けています。

メリット
精密な視野の確保
・最大20倍以上に拡大できるため、肉眼やルーペでは見落とされやすい微少な亀裂・2次カリエス・根管口などを確認可能。
・根管治療や補綴の適合精度を高め、長期的な予後改善に寄与(Setzer et al,J Endod 2012)(Del Fabbro et al,Int Endod J 2014)
治療の低侵襲化
(Minimal Intervention)
・健全歯質をできるだけ残しながら病変部のみを正確に除去できます。
・歯の寿命延長につながります。
記録性・説明性
・撮影機能を用い、治療中の動画や写真を保存できます。
・患者さまにその場で動画や写真を見ていただけるのでインフォームドコンセントの充実と信頼性向上に寄与します。
学術的価値
マイクロスコープは、精密治療の成功率を高める必須ツールとして国際的に位置付けられています。

修復・補綴におけるアプローチ

01ダイレクトボンディング
・コンポジットレジン(硬質プラスチック)を用いた直接修復で1回のアポイントで治療を終えることができます。
・M I治療の第一選択であり、審美性・即時性に優れています。
・マイクロスコープ下での積層充填により、気泡やマージン不適合を最小化。
02インダイレクトボンディング
・咬合や支台歯形態に応じて、インレー・アンレー・クラウンを選択します。
・CAD/CAMを活用に、高精度な適合と咬合調整を実現します。
・審美性と強度を兼ね揃えます。
03修復材料の選択
・e-max(2ケイ酸リチウム):高い審美性と適度な強度も持ち、インレー・アンレー・ラミネートベニアなどに適応します。
・ジルコニア:高強度で咬合力の強い臼歯部やブリッジ・インプラントなどに適応します。
・症例に応じて材料特性を使い分け、長期予後の安定を図ります。

VPT
(Vital Pulp Therapy:歯髄温存療法)

神経を守る治療こそ、
歯を長く守る第一歩です。

バイタルパルプセラピーとは、歯髄(歯の神経)をできる限り保存し、整理的機能を維持することを目的とした処置の総称です。
むし歯や外傷で露出した歯髄に対し、感染をコントロールしながら部分的あるいは全部を残存させるアプローチです。従来の抜髄(歯の神経を抜く)よりも低侵襲で、歯の長期保存につながります。

01適応症
・可逆性歯髄炎
・外傷による歯髄露出
・深在性う蝕(ただし感染制御が可能なケース)
・成長期の歯(根未完成歯で特に有効)
02使用材料
・水酸化カルシウム(Ca(OH)2)
・MTA(Mineral Trioxide Aggregate)
・バイオセラミックセメント

MTA・バイオセラミックセメントの特徴

・高い生体親和性:炎症を抑制し、歯髄や骨との良好な反応を示す
・封鎖性の高さ:微少漏洩を抑制し、長期的なシーリング効果が期待できる
・水硬性:水分存在下で硬化するため、臨床環境に適する
・抗菌性:高いp Hを示し、細菌増殖を抑制
・象牙質橋(デンティンブリッジ)形成促進:歯髄保存療法において再生的反応を誘導

V P T全般の成功率は約73〜99%。特にMTA使用の成功率が高いと報告されています。

当院の取り組み

歯髄を守ることが、
患者利益を最大化する

ラバーダム下で徹底的に歯面清掃を行い治療に入ります。そうすることで接着効率が向上し辺縁封鎖性を高めます。
また術後の2次感染を抑制し、術後疼痛を抑制するI D Sを行っています。

IDS(Immediate Dentin Sealing)

・支台歯形成後、即時に象牙質をボンディングで封鎖する技法です。
・歯髄刺激を軽減し、術後疼痛や2次う蝕リスクを抑制します。
・インダイレクト修復時の接着信頼性を高めます。

虫歯治療の症例紹介

インダレクトレストレーション(セラミックインレー)

主訴
上の奥歯が咬むと痛い
治療内容
歯と銀歯の隙間から2次的な虫歯になっていました。銀歯を除去し、ラバーダム防湿下で虫歯治療を行い歯髄保護のためIDS、シリコン印象後、セラミックインレー(e-max press)にて接着修復しました。
治療期間
2回(1回の所要時間90分)
治療費用
88,000円
治療のリスク
歯ぎしりなどある場合はセラミックが欠けることがあります。

BEFORE

インダレクトレストレーション(セラミックインレー) 治療前

AFTER

インダレクトレストレーション(セラミックインレー) 治療後

虫歯治療・ダイレクトボンディング(ダイレクトレストレーション)

主訴
ラバーダムを使用して虫歯治療をして欲しい
治療内容
マイクロスコープを使用することで必要最小限の歯質削除に努め、ラバーダム防湿することでコンポジットレジンの接着率を高め、解剖学的な形態を付与し修復治療を行なった。
治療期間
1回
治療費用
1歯 66,000円 ×2 合計 122,000円
治療のリスク
修復材料が光硬化型プラスチックのため強い咬合力や歯ぎしりなどで破損することがあります。

BEFORE

虫歯治療・ダイレクトボンディング(ダイレクトレストレーション) 治療前

AFTER

虫歯治療・ダイレクトボンディング(ダイレクトレストレーション) 治療後