4月の研修会参加報告

    宇部市歯科

    4月7日に所属する日本臨床歯科学会の学術大会が大阪で行われましたので参加してきました。

    研究発表と臨床発表に基調講演と盛りだくさんの内容でどれも大変勉強になり、福岡支部からは支部長の中島圭治先生が素晴らしい臨床ケースを発表されました。

    現地参加も360名と大変多くの参加者で盛り上がっていました。来年は所属する福岡支部での開催となるのでしっかり準備してその日を迎えたいと思います。

    宇部市歯科

    4月14日に東京で包括的歯科治療における矯正実習コースを受講してきました。口腔内が乱れてしまった方の治療をする際に矯正治療を取り入れることで歯牙のポジションを良くできれば歯を削るなどの侵襲度合を少なくできるため、必須の考え方だと思います。ハンズオンもありこれから一年東京での研修が楽しみです。

    患者さんがどうなりたいか、そのためにどうしたらいいか、をいろいろな角度から診断し、治療方法、治療計画を立案、提案し、納得されて治療に入ることができるよう努めています。

     

     

    医院の改装を行いました

    年末から始まった医院の全面改装が無事に終わりました。宇部市歯科
    全室完全個室とし、全ての部屋に口腔外バキュームとマイクロスコープを設置しました。その他ほぼ全ての設備と医療機器の入れ替えも行っております。

    宇部市歯科
    これからの時代を考え、衛生面とプライバシーに配慮した空間と全ての部屋にマイクロスコープを設置することでほぼ全ての治療を拡大視野で行える環境と歯科医師だけでなく歯科衛生士も定期検診で使用することができるようになりました。
    また新設した歯科技工室にもマイクロスコープを設置しており、常駐する2人の技工士により精密な技工物の作製をしております。
    その他CADソフトも導入し、昨年導入した口腔内印象カメラと連動することでデジタル化を進めて参ります。

    今回、改装を請け負って下さったタカラベルモント株式会社様、医療機器の購入、入れ替えにご協力いただいた株式会社玉井歯科商店様、株式会社モリタ様、株式会社東京歯科技研様、外装に携わってくださった有限会社ヤマド様など多くの方のおかげでとても落ち着いた診療空間を作っていただきましたことを感謝いたします。

    またたくさんのお祝いを頂戴しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。宇部市歯科

    口腔内スキャナー(IOS)を導入しました。

    歯型を取る際にお口の中で硬化するシリコン印象材などを使っていますが、お口から外す時や石膏模型を作製する際などに僅かですが変形を起こしてしまうことがあります。

    宇部市第一歯科

    そうした誤差が出来上がってくる補綴物(被せ物など)の適合に影響しています。

    第一歯科診療所

    今回導入した高性能デジタルカメラで口腔内をスキャンすることで、従来の型取りをせずに口腔内の状態を正確にデータ化し、PC上で補綴物をデザインし作製することができるようになりました。

    宇部市歯科
    誤差のない精度の高い補綴物が作製でき、尚且つ、従来の型取りで嘔吐がついたり苦しいなどの患者さんの負担が軽減します。

    第一歯科診療所

    補綴物の作製だけでなく、CADソフトと組み合わせることで顔貌写真やCT画像とのマッチング、バーチャルで顎運動の再現など用途は広がります。

    第一歯科診療所第一歯科診療所は今後、診療室内だけでなく歯科技工部門も含めて患者さんにより良い医療を提供するためデジタル化を進めてまいります。

    日本国際歯科大会に参加してきました

    9月29日から10月1日までの3日間 横浜で5年ぶりに開催された日本国際歯科大会にスタッフ全員で参加してきました。

    宇部市第一歯科

    宇部市第一歯科

    歯科関係者が集まる国内最大級の大会に当院の根管治療専門医も「歯の破折」をテーマに講演いたしました。

    併設されたデンタルショーでは大型医療機器から歯ブラシまであらゆる歯科に関連するものが展示されており歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士とそれぞれに分かれ新しく取り入れたいものを実際に手に取って見てくることが出来ました。

    宇部市第一歯科宇部市第一歯科

    久々に会う友人も多く情報交換もでき金曜日から休診とさせていただきましたが、有意義な院内研修となりました。スタッフ一同、より一層研鑽を重ねて歯科治療に取り組んでまいりたいと思います。宇部市第一歯科

     

     

    学会に参加してきました(日本臨床歯科学会)〜宇部市歯医者 

    4月1日2日に所属する日本臨床歯科学会福岡支部の総会と第一回例会に参加してきました。

    第一回例会は日本臨床歯科学会理事長、山﨑長郎先生をお呼びしご講演いただきました。
    国内外で多数講演され、また著書も多数出版されており、日本の歯科臨床をリードし続ける臨床家であり、その講演内容は多岐に亘り、これからの新しい分野にまで及ぶとても勉強になるものでした。

    今回、担当理事として参加人数130名、参加企業19社と過去最大となった会の運営に携わることができ、歯科の勉強はもちろんですが、それ以外にもとても貴重な経験をさせてもらいました。
    オンラインは移動もなく便利なものですが、やはり直接仲間と会って、ケースを見て、聞いて、意見を交換する本来の形が、個人的には合っているようです。
    今年も時間の許す限り外に出て勉強していきたいと思っています。宇部市歯医者

    専門医が行う根管治療②ラバーダム防湿の有用性 〜宇部市歯医者(歯の神経の治療)

    あけましておめでとうございます。

    寒い日が続きますね。投稿が久しぶりになりました。

    今回は、ラバーダム防湿と隔壁の重要性について書かせて頂きます。

     

    近年の根管治療のレベルは、大きく進歩しております。

    前回ブログの3DCTだけでなく、デジタルX線写真の精度、歯科用マイクロスコープ、根管長測定器、ニッケルチタンファイルの登場、根管充填のシステムの改良などなど、まだ書き切ることができないほどの治療用器具の登場と開発により、現在の歯科医療は飛躍的にレベルが向上しております。これは、先人の医療従事者の臨床と研究、それに応えてきた患者さん、企業の努力の全てによって、現在私たちはその恩恵を十分に受け、それを治療の度に痛感します。

    ただ、これらの機材を使用すれば、根管内の感染を排除でき、完璧な治療ができるかというと、そうではありません。

    ラバーダム防湿、隔壁が行われなければ、これらの機材を最大限に引き出すことはできないでしょう。

    ラバーダム防湿とは、歯の周りにゴムをかけて、細菌の侵入を防ぐことです。

    根管治療やダイレクト修復治療時に、①唾液による細菌汚染や呼気からの水分などを防止し、さらに②薬品や器具の誤嚥、誤飲を防止することもできます。また③術野を限局することで、視野が広がり、よりスポットで見る事が可能になります。

    根管治療の成功率を上げるために重要なことは、免疫が働かない根管内の感染を除去することだけでなく、さらなる汚染を起こさせないことがとても重要となります。

    つまり、治療中の唾液による細菌感染防止と、次回治療までの仮封時による細菌侵入の管理が大切になります。

     

    左上の写真は、歯の周囲、歯の中がとても感染しており、どれだけ健康な組織が残っているのかわからない状態です。

    それらを取り除き、コンポジットレジンで隔壁と呼ばれる防波堤を作製していきます。

    これを作製することで、

    ①ラバーダムをしっかりかけることができる。

    ②治療中に唾液が染み込んでくるのを防止できる

    ③治療中に歯の中に薬品をプールすることができ、感染の除去に有利になる

    ④治療と治療の間の期間に仮の蓋をしっかり詰めることができる。

    根管治療の専門医に、ラバーダム、マイクロスコープ、CT、ニッケルチタンファイルのうち1つだけしか使えないけれど、どれを使いますか。と聞くと、大半がラバーダムを選択するのではないでしょうか。ラバーダムは根管治療の成功率に多く影響するからです。

    ラバーダムは、1860年代にアメリカで考えられたそうです。約160年前のものが、現代でもとても重要視されていることは、とても素晴らしく、驚きですね。

    最新の機材によって治療時間の短縮、治療の精度の向上、切削量の低下など、さまざまな恩恵がありますが、約160年続いていくには、それなりの意味があるのではないでしょうか。

    今回は、最新の機材も素晴らしいけれど、ラバーダムと隔壁がそれがなければ始まらない。という内容でした。

    歯内療法専門医 塙

     

     

     

     

     

    宇部市歯医者 日本臨床歯科学会合同例会2022広島に参加してきました

    先月の11月26・27日に広島にて開催された日本臨床歯科学会合同例会に参加してきました。

    宇部市歯医者

    全国12支部の代表が2日間に渡り発表する大会で2年に一度開かれます。コロナ禍で延期されていましたので約4年ぶりの開催となります。

    僕が所属する福岡支部からは友人であり歯科医師としても尊敬する菊池大輔先生が登壇されました。素晴らしいケースプレゼンテーションに大いに刺激を受けるとともに、他支部の先生方のレベルの高い臨床からも刺激を受け、大変勉強になる2日間でした。

    宇部市歯医者

    今回学んだことを日々の臨床に取り入れ、これまで以上に精進してまいります。

    専門医が行う根管治療① 3DCTの有用性 〜宇部市歯医者(歯の神経の治療)

    再根管治療の症例

    根尖周囲にX線透過像を認めました。

    透過像は歯根の分岐部まで及び、また病変との境界明瞭な透過像から嚢胞の可能性も疑いました。

    つまり、根尖(根の先端)から分岐部(根の股)にかけて、骨が炎症によって吸収(喪失)し、代わりに嚢胞、もしくは不良肉芽、膿などの病変に置き換わってしまった状態です。

    このような、厚い皮質骨(骨の表面の硬い部分)に取り囲まれた病変は、通常のデンタルX線では発見することが困難なこともありますが、歯科用3DCTだと、病変の有無、位置や大きさを把握することが可能になります。

    術前3DCT

    宇部市 根管治療専門医

    術前の状況を正確に診断することは非常に大事なことです。

    診断を間違えれば、見当違いな治療を行うことになるからです。

    また、術前のCTによって、治療の予後を正確に評価することができます。

    根管治療術後3ヶ月後のCTでの評価

    第一歯科診療所 宇部市 根管治療専門医

    喪失していた骨が再生していることが確認できます。

    病変がある場合、再根管治療の成功率は40~70%と言われています。つまり、根管治療を行なっても骨の再生を認められない場合もありますので、治癒を確認してから次の被せ物へ進んだ方が安心です。

    根管治療専門医 塙真樹子

    第7回補綴歯科臨床研鑽会「プロソ’22」 接着ブリッジ

    10月30日、九州大学医学部百年講堂にて開催された日本補綴歯科学会主催、第7回補綴歯科臨床研鑽会「プロソ’22」において演題「前歯部欠損における接着ブリッジの有用性」という内容で日本臨床歯科学会福岡支部会員として講演させていただきました。
    技術やマテリアルの進化により、従来のように大きく歯を削らず、患者さんにとってより低侵襲で短期間に治療を行うことができるようになってきている分野である接着ブリッジについてお話しさせていただきました。
    講演に至るまでに、患者さんはもとより、当院スタッフや日本臨床歯科学会の友人たちより多大なる協力を受け、無事に終えることができました。感謝です。
    今回の貴重な経験を活かして、より一層歯科医療に精進して参りたいと思います。
    宇部市第一歯科診療所第一歯科診療所宇部市歯科宇部市歯科

    宇部市歯医者 根管治療専門医が在籍しています。歯の神経・歯の根の治療・歯内療法

    2022年3月より 第一歯科診療所では自費の根管治療(歯の神経・歯の根の治療・歯内療法)に関しては専門医が行うことになりました。

    第一歯科診療所には根管治療(歯の神経・歯の根の治療・歯内療法)の専門医が在籍します。

    山口県宇部市で根管治療専門医による治療が受けられます。

    今まで保険診療内でしか受けられなかった根管治療を根管治療専門医がマイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿・NiTiファイル・MTAセメント・バイオセラミック系材料など専用の材料、器材を使用して治療します。

    根の治療がなかなか治らない、根の治療した歯が痛む、歯の神経を取らないといけない虫歯がある。など歯の根の治療に関わる症状にお悩みの方は当院までご連絡ください。

    *専門医による歯の根の治療は全て自費治療となります。

    他院で抜歯と診断された方、歯の神経の治療で痛みが取れない方などご相談ください。

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