拡大鏡(ルーペ)
2017.09.07
日々の診療に拡大鏡(ルーペ)を使用しています。
使用している拡大鏡(ルーペ)はスウェーデンのメリデント社製で、倍率は2.5倍あるのですが世界最軽量で光学・人間工学知見に基づいており一日中かけていても疲れが少なく歯科医師になって2年目から使い出しかれこれ17年間愛用しています。
とても思い入れある拡大鏡(ルーペ)で、新川崎歯科医院勤務医時代に横井和弘院長からこれからの精密な治療には必要だからととても高価なものでしたがプレゼントしていただきました。おかげで診療に対し細部に至るこだわりができたと思っています。ありがとうございました。あれから大切に使っていたのですが残念ながら形あるものはいつかは壊れるもので、この度、新しく新調することとなりました。調整の専門の方に瞳孔間距離・作業距離・作業角度などを計測してもらいオーダーメイドでフィッティングしてもらいました。調整バッチリ、深度もよく視野が綺麗でとても快適です。
現在、裸眼で治療することは全くといっていいほどありません。保険診療においてもより精度の高い治療には拡大鏡が必要だからと感じているからです。また2.5倍以上に拡大視野が必要な場合にはマイクロスコープ(2~20倍)を使用しています。
拡大視野で治療を行う恩恵は、腫れの軽減・痛みの軽減・虫歯や歯石の発見と取り残し防止・正確な歯牙切削と歯型の型取り・技工物の適合精度の向上など沢山あります。
拡大鏡(ルーペ)をかけて頭にLEDの照明を載せて診療している姿は少し物々しい感じはありますが、精度の高い治療のためとご理解ください。
Category : 歯科医院の日常