歯が欠けた・銀歯が取れた場合にラバーダムを使った歯科治療〜宇部市歯医者ブログ

    銀歯が外れてしまった、銀歯を入れた歯が虫歯になったなど一度修復治療した歯がトラブルを起こすことがあります。

    さまざまな原因から起こりますが、なるべく再治療にならないためにどうしたらいいのか、また起こった場合にどうしたらいいのか。
    第一歯科診療所では原因の追求と改善策を取ることが重要と考えています。その一つにラバーダムを使用することが挙げられます。

    宇部歯科

    写真は奥から2番目の歯が欠けた銀歯の状態(左)銀歯を外した状態(中央)虫歯を除去した状態(右)になります。

    治療中に露髄(歯の神経に触っています)していますが、ラバーダムをすることで歯髄(歯の神経)を保存することができます。

    宇部歯科

    VPT(歯髄温存療法)、MTAという薬を使って歯髄を温存しています(写真)

    ラバーダムをすることなく歯の神経に近い深い虫歯を治療すると治療後の強い痛み、または神経を取らなければならなくなることがあります。

    宇部歯科

    神経を保護した後、乾燥している状態で接着作業に入ります(写真)

    この時にラバーダムなしに湿潤下で接着させた場合成功率は格段に下がります。

    宇部歯科

    術前・術後(写真)

    神経を取って一番奥歯のように銀歯を被せなくて済むことができました。

    金属を入れた歯全てが悪くなるわけではありませんが、プラークコントロール・咬む力の強さ・歯ぎしり・咬み合わせ・歯並び・遺伝などいろいろな要素が複雑に絡み合ってトラブルを引き起こします。

    患者さん一人一人原因は違いますので個別にしっかりと診断していきます。

    一度削ってしまうと元には戻せない大切な歯、治療を行う際に極力その歯にとって優しい治療を行うように考えて、説明しています。

    研修会に参加してきました。宇部市歯医者ブログ

    宇部歯科

    9月1日(日曜日)に所属する日本臨床歯科学会福岡支部研修会に参加してきました。

    東京都ご開業の歯科医師 内山徹哉先生と神奈川県ご開業の歯科技工士 間中道郎先生を招聘し、『 Aiming for dental treatment that achieves longevity while minimizing invasiveness』という演題で1日講演していただきました。

    宇部市歯科
    歯科医師と歯科技工士が共通認識を持って連携することで、患者さんにとって最良な補綴物を提供できることを素晴らしい臨床と大変美しい技工物を写真で見せていただきながら講演していただきました。
    双方の理解と、それぞれに知識と技術がなければ達成できない臨床レベルの高さに大変勉強になり有意義な1日となりました。
    当院所属の歯科技工士2名も当日参加しており、講演後早速取り入れていこうと話しておりました。

    いろいろな歯科技工物は緻密な作業をする歯科技工士がいなくては患者さんに提供することができません。既製品で賄うことができないため完全オーダーメイドです。

    繊細なお口のなかに安全安心で精度の高い技工物を入れるには専門的知識と技術と経験、芸術的センスを持った歯科技工士にお願いすることが重要だと思います。

    第一歯科診療所では全てのスタッフが常に研鑽を積み、患者さんにとって最良であり最新の治療を行なえるよう努めています。

このページの先頭へ