研修会に参加してきました 宇部市歯医者ブログ
2025.10.14
10月5日(日)福岡にて所属する日本臨床歯科学会福岡支部例会が行われました。
講師に山形県でご開業の黒江敏史先生をお招きし、非齲蝕性歯頚部歯質欠損(NCCL)について一日講演していただきました。
年齢を重ねていくとお口の中にもいろいろな変化が現れてきます。その中で歯の根元が楔状に削れた虫歯ではないが歯質の欠損を起こすことがあります。長年この原因として咬む力が原因と考えられていましたが、近年、歯磨剤入りの歯磨き粉を使った過度なブラッシングによるものと考えが変わってきており、歯科の概念が変わるとても大事な内容をわかりやすく解説していただきました。
普段定期検診などでブラッシング指導を行う立場の歯科衛生士と情報のアップデートをしました。
常に新しい歯科知識を研修することで時代に沿った最新の治療を提供するようこれからも努力して参ります。
イタリアでの学会に参加してきました。宇部市歯医者ブログ
2025.10.14
さる9月17日から24日までイタリアのモデナで開催されたSJCDサマーセミナーに参加してきました。その間、医院は休診となりご迷惑をお掛けしましたが、、スタッフも東京で研修(前回ブログ)に参加し、私も含めてスタッフ一同、今後の診療に取り入れるべき多くの収穫がありました。
後日スタッフミーティングにて情報を共有しましたが、スタッフの東京での研修内容の充実とその成果報告の素晴らしさに驚きました。多くの刺激を受けたようで嬉しく思いました。
イタリアでの学会はイタリア人の歯科医師、歯科技工士を講師にどれも芸術的センスあふれる治療の講演を聞くことができました。
フェラーリ博物館を会場に行われ、日本から100名の歯科医師が集い、活発な質疑応答もあり、大変有意義な研修旅行となりました。
東京麻布十番のクリニックへ研修に行きました① 〜小児歯科編〜
2025.10.04
9月19日、20日の2日間に、歯科医師の塙と衛生士2名、歯科助手1名で、東京都麻布十番商店街歯科さんへ研修に伺わせていただきました。
塙先生は、現在も麻布十番商店街歯科さんで、根管治療を専門として治療されています。
今回の研修の目的は、
①子どもの口腔機能発達の診査やトレーニング方法、フッ素やシーラントなどの予防に関して学ぶこと。
②高齢者や要介護者への訪問歯科を学ぶこと。
③院内の動線や、器材の配置などをより改善すること。
④他院の衛生士、歯科助手との交流を深め、意見交換し、知識を向上すること。
麻布十番商店街歯科さんは、院長先生が小児歯科の専門医であり、小児の口腔機能の発達と虫歯予防に力を入れているため、多くの子どもの患者さんが来院されていました。
小児の年齢に応じたフッ素量や、歯ブラシの選択方法、マイクロスコープを使用したシーラント塗布など、子どもが嫌がらないような工夫がたくさんされていて、とても勉強になりました。
第一歯科でも、今後マイクロスコープを使用してのシーラント塗布を取り入れていこうと思います。
もう一つ、小児の口腔機能発達に関してです。
最近よく目にするポカン口や、低位舌などお聞きになることはありますでしょうか。
低位舌は乳児嚥下の方法のまま幼児期に移行してしまう子に生じやすく、ポカン口は唇の筋肉があまり使えていないことで起こります。小児の段階で、適切に口腔機能の発達のトレーニングを介入してあげることで、これらが改善していくことがあります。
また、これをそのままにすることで、口腔機能だけでなく、歯並びや顎の形も変形する可能性もあります。
小児の段階での虫歯予防や、口腔機能低下の予防などによって、大人になった時に大きな治療をしないためにも、とても大事で、興味深い分野です。
今後当院でも、小児の口腔機能の診査とトレーニングに力を入れて、第一歯科に来院されている小児の患者さんのサポートをしていきたいと思いました。
写真は、ラバーダムとマイクロスコープを使用して、シーラントを行っているところです。
学会参加していいきました〜宇部市歯医者ブログ
2025.07.08
さる7月6日(日)日本臨床歯科学会福岡支部例会が福岡市電気ビルにて開催されましたので、参加してきました。
今回は矯正歯科、その中でもアライナー矯正(マウスピース矯正)について東京都ご開業の五十嵐裕二先生を講師にお招きし講演いただいた。矯正治療の分野もデジタル化が進み、初期の診断にAIを活用しているのですが、それだけに頼ることなく緻密な診断とプランニングで素晴らしい治療結果をお示しくださり大変勉強になった。
当院ではマルチブラケットによる矯正治療を行っており、マウスピース矯正を導入することを見送ってきた経緯があります。
今回、きちんとした術前の治療プランニング、正確な治療の過程でのモニタリングを行うことで素晴らしい結果を出すことができると理解することができましたので、導入に向けて準備してまいります。
テンピュール-MED デンタルネックピローを導入しました〜宇部市歯医者ブログ
2025.06.23
当院では治療内容によって60〜120分のご予約のお時間をいただく場合があります。
長時間の治療や手術時に患者さんの首と頭部の負担をやわらげて、リラックスした環境で治療を受けていただくために、テンピュールMEDデンタルネックピローを導入しました。
NASAの宇宙飛行士のためのシート素材として開発され、以来多くの人に愛用され、快適な空間を創造しているブランドです。
圧力分散機能と人間工学的なデザインが、首と頭部を正しくサポート。液体のような弾力でゆっくりと動くようにフィットします。
歯科治療専門に開発された枕は、治療時の緊張感をやわらげ安心感を与えてくれます。
防水・耐薬品性をもつPUカバー付きなので、カバーははずして洗ったり拭いたりすることができ、衛生面でも安心です。当院ではその上にディスポーザブルのヘッドカバーをしています。
第一歯科診療所は患者さんにとって快適な診療空間を目指しています。今回すべてのチェアーに導入しましたのでメインテナンスや治療の際に是非心地よさを体感してみてください。
日本臨床歯科学会に参加してきました〜宇部市歯医者ブログ
2025.06.16
さる6月15日(土)、電気ビル共創館にて日本臨床歯科学会福岡支部第2回例会が開催されましたので参加してきました。
東京都でご開業の北原信也先生を招聘し、歯科治療の領域で進むデジタル化の今をご講演していただきました。従来の歯の模型を取るための型取りから診査診断にいたるまで口腔内スキャナー・CT・フェイススキャン・CADソフト・CAM加工機を使用することでフルデジタル化が可能な時代となったと実感することができる内容で大変興味深く朝から夕方までの長時間でしたがあっという間の一日でした。
当院2名の技工士も参加しておりましたので、講演後に大変有意義なディスカッションもすることができました。
第一歯科診療所では被せ物などの補綴物をCAD/CAMで作製していくのですが、今後あらゆる補綴物を院内でフルデジタルで行うことができる環境を整えてる最中ですので大変参考になりました。
デジタル化のメリットは患者さんの治療における安全性の向上や身体的負担を軽減することができることですので、今後も積極的に取り入れて、技工部門も機材の導入をしていきたいと考えています。
日本臨床歯科学会学術大会に参加してきました:宇部市歯医者ブログ
2025.05.22
さる5月18日(日)、福岡市電気ビル共創館にて日本臨床歯科学会学術大会が開催されましたので参加してきました。
全国12の支部から295名が参集し、終始活気ある学会でした。
基礎研究から臨床症例まで幅広く学べ、大変有意義な研修になりました。
福岡での学術大会開催は初めてのことでしたが、福岡支部会員が結束して、盛会裏に閉会することができました。
インプラント研修会に参加してきました
2025.05.21
さる5月11日、大阪淀屋橋にてインプラントの研修会に参加してきました。リトアニアのリンケヴィチウス先生が発案されたゼロボーンロスコンセプトを日本に導入し、素晴らしい成績を残されている兵庫県後開業の粟屋英信先生のセミナーを受講しました。
ゼロボーンロスコンセプトのメリットは長期的なインプラント周囲の骨と歯肉の安定であり、審美的にも患者さん満足度が高い治療と言えるところです。
実際のインプラント手術時間は変わらないのですが、骨と歯肉を維持するための補綴的な処置に時間がある程度かかります。当院にはインプラント補綴に精通した歯科技工士が常駐しています。そのため患者さんのチェアタイムの短縮もできると思い導入することとしました。
審美的なインプラントご希望の方はご相談ください。
学会参加してきました〜宇部市歯医者ブログ
2025.04.16
4月13日、参加会員約100名、参加企業15社が集まる中、福岡にて所属する日本臨床歯科学会福岡支部の総会が行われました。
総会後に鈴木真名先生と山口文誉先生を招聘しマイクロスコープ (歯科用顕微鏡)を使った精密な歯周再生療法をテーマに一日お話ししていただきました。
世界基準の精緻な臨床の数々に最後まで魅了されました。大変わかりやすく解説していただき、とても勉強になりました。
第一歯科診療所では全ての治療室にマイクロスコープを設置し、精密で低侵襲な治療を心掛けています。
また、今年度も引き続き福岡支部の理事を務めることとなりました。学会参加のため休診することもありますのでご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、積極的に参加することで、研鑽に努め、患者さんの治療に還元できるよう頑張りたいと思います。
研修会で発表してきました。宇部市歯医者ブログ
2025.03.25
3月23日、福岡の中小企業振興センターにて、土屋賢司先生主催のコース受講者が日々の臨床ケースを発表する年に一度のOB会が開催されました。
今回、演者にエントリーし、ケースプレゼンテーションして参りました。治療を行なっていく際に一番大事なことは診査診断ですので、治療のステップに誤りがないか、治療手技に不備がないかを確認することを目的とした発表をしてきました。引き続き精進するよう温かいお言葉をいただくことができ、当日参加していた院内歯科技工士2名も補綴物形態について褒めていただきより一層気を引き締めて臨床にあたることができると喜んでいました。
自己満足にならないよう優れた歯科医師に自分の臨床を見てもらうことは患者さんのためにもとても大事なことだと思っていますので、出来うる限りケースプレゼンテーションをしていきたいと思っています。いつも協力してくれる患者さんに感謝して、日々の臨床に役立てていきます。