東京麻布十番のクリニックへ研修に行きました① 〜小児歯科編〜
2025.10.04
9月19日、20日の2日間に、歯科医師の塙と衛生士2名、歯科助手1名で、東京都麻布十番商店街歯科さんへ研修に伺わせていただきました。
塙先生は、現在も麻布十番商店街歯科さんで、根管治療を専門として治療されています。
今回の研修の目的は、
①子どもの口腔機能発達の診査やトレーニング方法、フッ素やシーラントなどの予防に関して学ぶこと。
②高齢者や要介護者への訪問歯科を学ぶこと。
③院内の動線や、器材の配置などをより改善すること。
④他院の衛生士、歯科助手との交流を深め、意見交換し、知識を向上すること。
麻布十番商店街歯科さんは、院長先生が小児歯科の専門医であり、小児の口腔機能の発達と虫歯予防に力を入れているため、多くの子どもの患者さんが来院されていました。
小児の年齢に応じたフッ素量や、歯ブラシの選択方法、マイクロスコープを使用したシーラント塗布など、子どもが嫌がらないような工夫がたくさんされていて、とても勉強になりました。
第一歯科でも、今後マイクロスコープを使用してのシーラント塗布を取り入れていこうと思います。
もう一つ、小児の口腔機能発達に関してです。
最近よく目にするポカン口や、低位舌などお聞きになることはありますでしょうか。
低位舌は乳児嚥下の方法のまま幼児期に移行してしまう子に生じやすく、ポカン口は唇の筋肉があまり使えていないことで起こります。小児の段階で、適切に口腔機能の発達のトレーニングを介入してあげることで、これらが改善していくことがあります。
また、これをそのままにすることで、口腔機能だけでなく、歯並びや顎の形も変形する可能性もあります。
小児の段階での虫歯予防や、口腔機能低下の予防などによって、大人になった時に大きな治療をしないためにも、とても大事で、興味深い分野です。
今後当院でも、小児の口腔機能の診査とトレーニングに力を入れて、第一歯科に来院されている小児の患者さんのサポートをしていきたいと思いました。
写真は、ラバーダムとマイクロスコープを使用して、シーラントを行っているところです。
Category : 歯科医院の日常