歯科衛生士の院内研修を行いました。
2017.12.04
先週月曜日の午前中診療を1時間短縮し、院内研修を行いました。
今回は株式会社GCから講師の歯科衛生士さんを招き、手用器具で正しく歯石を取るための知識と器具の手入れを実習も含めて当院の歯科衛生士にレクチャーしていただきました。
歯に歯石が付いた状態で放置しますと、歯肉炎から歯周病になり、結果的に歯を喪失することになります。
また、糖尿病にも大きく関係していることがわかっていますし、歯周病菌が心臓や脳まで影響を及ぼすこともわかっています。
虫歯や歯周病の予防だけでなく全身疾患の予防にも歯石除去は重要です。
今回の研修を今後の定期健診の患者さんや歯周病治療の患者さんの治療に生かし、口腔衛生の向上に役立てていきます。
写真の黄色の円で囲まれている部分は歯石が付着し歯周病が進行している状態を示しています。
口臭・歯のぐらつき・咬合痛などの自覚症状を感じる時は重篤なことが多いので定期的な検診やレントゲン撮影を薦めています。
Category : 歯科医院の日常
研修会に参加しました。月臨会総会
2017.10.22
10月21.22日の週末、大阪で行われました月臨会総会にスタディグループ中洲土三会メンバーとして参加してきました。日本のみならず、海外のスタディグループも大阪に集まり、200名を超える参加者の中、各会の代表がプレゼンをするとても楽しい研修会でした。土三会は今回で6度目の参加になります。メンバー代表で久留米市開業、菊池大輔先生が前歯部にインプラントを素晴らしい手技と術前診断で治療された全顎症例を発表されました。いつもながらスマートな治療に大いに刺激を受けました。そして、楽しく勉強できる中洲土三会メンバーに感謝する充実した週末となりました。
Category : 歯科医院の日常
ダイレクトレストレーション コンポジットレジン充填
2017.10.20
前歯部の白い詰め物が気になるので綺麗にして欲しいと来院された患者さんです。
上顎前歯部正中にコンポジットレジン充填の不揃いを認めます。
マイクロスコープを使い拡大視野で古い詰め物を取り除き、シンメトリーに新しく詰め直しました。
写真は術後
前歯部のコンプレックスが改善され喜ばれていました。
マイクロスコープにはカメラが内蔵されているので動画録画・静止画撮影が可能です。
術前・術中・術後の状態の説明や確認をモニター画面で一緒に観ることができます。
Category : 症例紹介
出版記念パーティー
2017.10.10
連休中の10月8日.グランドハイアット福岡で催された北園先生の出版記念パーティーに出席をしてきました。
北園先生は歯科矯正専門医でありながら、インプラント、歯周病専門医でもあり一般歯科治療を通じて矯正治療を行うことができる優れた臨床家です。
そうそうたるメンバーが集まる盛大なパーティーでした。僕も毎年鹿児島で行われる北園先生の矯正コースのOB受講生として会に出席しました。
日々の歯科治療を真面目に地道に取り組んだ結果、一冊の素晴らしい本になったことに感銘を受けて帰ってきました。
やはり、真面目に誠実に、であると再認識しました。
Category : 歯科医院の日常
研修会に参加してきました。
2017.10.03
先週末10月1日(日曜日)所属するスタディグループ 福岡SJCD10月例会に参加してきました。
今回は東京都でご開業の松本邦夫先生を講師に招聘し、日常診療で取り組んでいらっしゃるマイクロスコープ・エルビウムヤグレーザー・CTの医療器機を駆使した、低侵襲で精密な根管治療・補綴治療をたくさんの臨床例を提示してもらいながらご講演いただきました。
第一歯科診療所では同じくマイクロスコープ・エルビウムヤグレーザー・CTの医療器機を取り備えています。
これらの医療器機がなければできなかったことが可能になり、予後の良好な治療ができるようになってきました。
今回新しく学んだことをこれらの器機を使用しながらより良い治療に役立てたいと思います。
Category : 歯科医院の日常
学校歯科医研修会 山口
2017.09.19
9月16日(土)台風近づく中、15時より山口県歯科医師会館で行われました学校歯科医基礎研修会に参加してきました。
学校歯科保健は3年ごとに改定されており、学校での歯科検診の記入様式やスクリーニングの仕方などが見直されています。
僕は宇部市の歯科医師会会員として厚東中学校の校医を担当しています。
今回は新しいスクリーニングの概念を研修することができましたので、来年度からの学校歯科検診に役立てていきたいと思います。
学校での歯科検診時に生徒本人・保護者の方で予め歯科に関する気になること(歯の痛みはもちろんのこと顎関節・咬み合わせ・生え替わり等)がございましたら学校から配布される事前アンケートに記入の上、検診を受けられることをお勧めします。
Category : 歯科医院の日常
院内研修しました。
2017.09.14
今日(9月14日)は午前の診療を一時間早く切り上げ、オーラルスキャナー(光学印象)のデモを業者さんのストローマンジャパンさんに来てもらい院内研修を行いました。
現在、技工物である歯を作るために印象材を使って歯型を採らなければなりませんが、オーラルスキャナー(小型のペン型カメラ)で口腔内を撮影(光学印象)することで従来の印象(歯型)を採らなくても済みます。
嘔吐反射が強い人や高齢者の誤嚥防止にはとても有意義です。また印象材で歯型を採る際の寸法変化・石膏模型の硬化膨張で起こる寸法変化がなく正確な印象がカメラで撮影することにより得られることが最大のメリットだと感じました。誤差がほぼなくなるのではないでしょうか。
そして、印象材や石膏などの医療廃棄物も出さないので環境にも優しいと思います。
また、おおよそ50秒あればお口の中片顎の撮影ができるので 従来のシリコン印象材が硬化するまでの3分と比べると患者さんの身体的負担は大幅に軽減すると思います。
唯一の欠点は日本においては保険適用外ということで自費治療にしか使用できません。
歯科医療のデジタル化は急速に進んでいます。当院も院内のデジタル化をますます進めていきより安全で正確な治療で患者さんに安心して治療を受けてもらうよう努力してまいります。
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拡大鏡(ルーペ)
2017.09.07
日々の診療に拡大鏡(ルーペ)を使用しています。
使用している拡大鏡(ルーペ)はスウェーデンのメリデント社製で、倍率は2.5倍あるのですが世界最軽量で光学・人間工学知見に基づいており一日中かけていても疲れが少なく歯科医師になって2年目から使い出しかれこれ17年間愛用しています。
とても思い入れある拡大鏡(ルーペ)で、新川崎歯科医院勤務医時代に横井和弘院長からこれからの精密な治療には必要だからととても高価なものでしたがプレゼントしていただきました。おかげで診療に対し細部に至るこだわりができたと思っています。ありがとうございました。あれから大切に使っていたのですが残念ながら形あるものはいつかは壊れるもので、この度、新しく新調することとなりました。調整の専門の方に瞳孔間距離・作業距離・作業角度などを計測してもらいオーダーメイドでフィッティングしてもらいました。調整バッチリ、深度もよく視野が綺麗でとても快適です。
現在、裸眼で治療することは全くといっていいほどありません。保険診療においてもより精度の高い治療には拡大鏡が必要だからと感じているからです。また2.5倍以上に拡大視野が必要な場合にはマイクロスコープ(2~20倍)を使用しています。
拡大視野で治療を行う恩恵は、腫れの軽減・痛みの軽減・虫歯や歯石の発見と取り残し防止・正確な歯牙切削と歯型の型取り・技工物の適合精度の向上など沢山あります。
拡大鏡(ルーペ)をかけて頭にLEDの照明を載せて診療している姿は少し物々しい感じはありますが、精度の高い治療のためとご理解ください。
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スタッフと研修会に参加しました。
2017.09.04
9月3日(日) 当院歯科衛生士3名と所属するスタディグループ、福岡SJCD例会に参加してきました。
講師に東京都ご開業の歯周病専門医、長谷川嘉昭先生と歯科衛生士の川崎律子先生を招聘し、歯周病治療における歯科医師と歯科衛生士のチーム医療について一日ご講演いただきました。
内容はもとよりお話もとても面白く丸一日興味深く聴くことができました。スタッフと共に参加できて良かったと思いました。
歯周病治療において歯科衛生士の役割は大変大きく無くてはならない存在です。
全身疾患にもつながる口の中を診ることができる重要な仕事です。
講演の中で歯周病治療は完治ではなく寛解であるとありました。口腔内を無菌にすることはできないため、歯周病菌を増やさないためにセルフケアのブラッシングと併せて定期的な歯科衛生士によるプロフェッショナルトゥースクリーニングが必要です。
第一歯科診療所では現在4名の歯科衛生士が患者さんの定期健診を行っています。
虫歯や歯周病の予防には日ごろのブラッシングだけでは落とせないバイオフィルムを除去する歯科衛生士によるクリーニングがとても大切です。
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仮歯(プロビジョナルレストレーション)審美インプラント
2017.08.23
インプラントを埋入後、治癒を待ち(通常1か月半)最終補綴物を作製・装着するのですが、その前に一度仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着し様子をみることが重要です。
上の写真の状態からいきなり最終的な被せ物を作製するといろいろな不具合を生じることがあります。上下のかみ合わせの違和感、隣在歯との隙間、歯牙(被せ物)の形態の不備や歯肉との隙間が生じたりが考えられます。
一度 仮歯を装着することによって、これらの不具合が出るかを確認し、あれば仮歯を調整することにより解消し、なければ最終補綴物作製へと移行します。
この工程をはさむことでより精度が高く、違和感の少ない歯を入れることができます。
下の写真は仮歯(プロビジョナルレストレーション)が入った状態です。
審美性の獲得にもプロビジョナルレストレーションは大変重要な役割をします。
インプラント治療の成功には最適な埋入ポジションと適正な形態の最終補綴物装着が重要です。
第一歯科診療所ではシミュレーションソフトを使ったサージカルガイド、院内技工で作製したプロビジョナルレストレーションを使用しております。
Category : 症例紹介