肝炎と歯科
2019.01.09
あけましておめでとうございます。
新年は5日から診療開始し、6日は今年初めての講習会に出席してきました。山口県歯科医師会館にて佐賀大学、長尾由美子教授をお招きし「歯科医療従事者のための肝炎講座」の演題で肝炎と歯科病変の関連など大変興味深いお話を聴くことができました。
歯科の領域で口腔内粘膜にできる炎症性病変の中に口腔扁平苔鮮というびらんや潰瘍を伴い刺激痛などを認めるものがあるのですが、C型肝炎ウィルスに感染している方に優位(62%)に認められるということでした。
明らかな原因が不明であるため治癒しにくい場合が多いのですが、この度のお話で原因特定のために肝炎ウィルス検査も必要であると思いました。
現在、C型肝炎ウィルスは飲み薬で治癒が可能な病気になりました。
患者さんの口腔内の異変に気付き、啓蒙していくよう努めます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Category : 歯科医院の日常